2024/10/30 19:49

ご覧頂き有難う御座います♪


世の中インフレが進行中で身の回りの商品の価格がどんどん上がっております。
そして今まで以上にコストに目が行く時代が到来し、輸入商材が結構な割合をしめるギター、ベース業界も絶賛値上げ中で御座います。
(スミマセン、私もピックアップ値上げさせて頂きました)

こんな状態でも音を追求する探究者たちはプロ、アマを問わず熱心に活動を続けております。
その中で気になった事が音に「コストパフォーマンス」を求める人たちが少なからず存在することです。
プロは当たり前ですが「商売道具」として自分の演奏する楽器の音の探究に余念がありませんが決して高いものだけを購入しているわけでは御座いません。事実当方のピックアップを購入して頂いているプロギタリスト、業界関係者の方が入らっしゃいます。
この方たちは自分の欲しいトーン若しくは自分を目覚めさせてくれるトーンを求めておりそこには純粋な意思が存在ます。
ところが一部の方たちは「1万円でヴィンテージストラトの音が出せる機材が欲しい」と言う様な傾向、要はコストパフォーマンスを求める方向にあります。誰しもが安価な出費で最高の成果を求めるのは常ですので悪い事ではありません。
問題はこの先で、いつの間にか音より値段が優先されてしまっていること。本来の目的がどこかへ行ってしまった状態で「もの探し」に没頭してしまっている方が増えているような気がします。

皆様周知の事実では御座いますが同じ機材を使用しても憧れのあの人と自分とでは違う音が出ることが多いです。
あのASSHさんでさえ「ジョシュ・スミス氏のライブをみてその音に感動し同じエフェクターを購入したけど同じ音は出なかった。だからより一層練習した」と語っています。
長くなってしまいましたが皆様にお伝えしたいことは「コストパフォーマンスばかりに重点をおくな」と言う事です。
もし試奏して納得行く機材が見つかってもお金が無く変えないようなら、お金を貯めるなり、中古を探すなり努力して欲しいです。
決して「安くて同じような感じだから」と言って他のものを購入しない方が良いと思います。
妥協して手に入れた機材には思い入れが無い分、自身を向上させてくれません。
自身を感動させてくれる機材こそが自身の真の向上につながると思います。

コストの厳しい時代ですが流されずに欲しいトーンを手に入れて下さい。